最近、いろいろ書類をあれこれしている。 すると、前の職場のことを、ふと思い出し夜寝れなくなる。 記憶と気持ちの整理のために、思い出したことをつらつら書いていこうと思う。
何が起きていたのか
僕が所属していた組織では、残業する時間を月始めに計画し申請する方式だった。 しかし、上司の指示が荒く業務効率が悪かったため、たいていの人が残業時間が足りなくなる。 そこで、多くの人が休憩時間と記録しながら業務する、サービス残業が横行していた。
何が嫌だったのか
サービス残業をしている人には、年の近い先輩もいた。 すると、同じ残業時間を申請しているのに、結果に差がでる人が出ていた。 サービス残業込みのパフォーマンスを支持する上司に腹がたった。 また、法律を守っていないことも腹がたった。 やっている本人たちは好きで仕事をしていたり、仕方ないと諦めている人もいた。 知らないところでしわ寄せが来ていることを認識していないのに腹がたった。
何をしたのか
僕は怒りのままに、人事部へ密告した。 「我が組織ではサービス残業が横行しています」と。
何がその後に起きたのか
その後、人事部は調査に訪れた。 組織中でも勤務記録が怪しい何人かが呼び出され、人事部と面談が行われたそうだ。 しかし、ほとんどはサービス残業の証拠がなかったり、休憩していた理由を出す人までいた。 のちに彼らは「俺は証拠を残すようなヘマはしない」と武勇伝のように語っていた。
結局、人事部から注意を受けた者はいたものの、誰も何も変わらなかった。
何をすればよかったのか
証拠が足りなかった。 後に、組織メンバー全員の勤務記録が書かれたExcel台帳が共有フォルダにあるのを見つけた。 これを見つけてから動けば良かったと思う。
なおこの台帳は、勤務管理の電子システムから、手でコピペして作られているらしい。 また、管理職たちが台帳を見ながら、休憩時間の付け方が怪しくないか議論する会議が開かれているらしい。
怖い話だ。