Xiaomi band9をいただき乗り換えました。 今までの履歴は、
- fitbit chage4 → fitbit charge5 → Xiaomi band9
となります。
しかしこのband9ですが、公式アプリであるMi fitnessでのGoogle Fitとの歩数連携について問題がありました。 この記事では、3rdパーティ製アプリNotify for Xiaomiを使いband9とGoogle Fitとでデータ連携する方法を書きます。
背景
私はピクミンブルームをプレイしており、歩数をスマートフォンでなくスマートバンドで管理しています。 ピクミンブルームはGoogle Fitに読みだした歩数を使ってゲームを進めます。 今まではfitbitアプリがヘルスコネクト連携に対応しており、fitbitの歩数をGoogle Fitから読み出すことができました。
新たに買ったband9も公式アプリMi fitnessの中にGoogle Fit連携があります。 これを使って睡眠やワークアウトを正しく記録できます。 しかし、歩数は明らかに少ない数値しか記録されず、連携が不完全です。 調べてみると、他にも連携ができないという情報が多数ありました。
既存の情報
band9とXiaomi公式アプリMi fitnessとGoogle Fitとについてネット検索してみると、以下のように多種多様な情報がヒットします。
- Mi FitnessがGoogle Fitとデータ連携できるように – OREFOLDER
- 公式アプリMi fitnessが2024年2月頃にGoogleFitに対応し、歩数も連携できるとの話
- 価格.com - 『Googlefitの反映』 Xiaomi Smart Band 9 のクチコミ掲示板
- 公式アプリMi fitnessではGoogle Fitに歩数連携できないと多数の報告
- Mi FitnessとGoogle fitが連携できたかもしれない、という話 | minimumist.me
- Mi fitnessとGoogle fitの連携記録 | minimumist.me
- 上の続き
- 睡眠時間などはピッタリな数値だが、歩数の数値がズレており連携できているか怪しい
- puyanのゆるゆる自転車ブログ Xiaomi スマートバンド7からGoogle Fitに連携した歩数が少なくなる問題が解消した
- IFTTTの先へ: Xiaomi Smart Band 8とヘルスコネクトのデータを同期する(Google Fit連携, Notify for Xiaomi & Mi Fitness使用)
- 3rdパーティ製アプリでband9とGoogle Fitを連携させる
- band9にもヘルスコネクト連携にも対応している
XiaomiのスマートバンドのアプリはZepp LifeからMi fitnessに変更となったようです。 また、Mi fitnessにGoogle Fitとの連携が入ったのは2024年2月ころ。 そしてこの連携による歩数の同期は怪しいとの話が多いです。
まず自分でも公式アプリで試してみた
Mi fitnessのGoogle Fit連携をオンにし、一日つけてみました。 Google Fitのヘルスケア連携はオフ、Google Fitのアクティビティ記録はオフ、で一日過ごしてみました。 結果は以下です。
やはり歩数データがすべて反映されずに飛び飛びになっています。 ピクミンブルームをするにはこれでは困ります。
非公式アプリのNotify for Xiaomi
Notify for XiaomiはXiaomiのスマートウォッチに対応した3rdパーティ製の管理アプリです。 つまり、Xiaomiの非公式アプリです。
各種ハードによって対応アプリが3種類用意されています。 最近のXiaomi bandユーザーはオレンジ色のNotify for Xiaomiとなると思います。
使用には機能制限解除に$3、GoogleFit連携に$2ほど必要で、だいたい900円くらいかかりました。 48時間までならGoogle Playからの返金が可能で、お試しに使うこともできます。
アプリはほぼ日本語対応ですが、ときどき翻訳されず英語のままのところも残っています。 簡単な英語が読めるくらいだといいと思います。
非公式アプリのNotify for Xiaomiのセットアップ
公式アプリのアンインストール、または、公式アプリの許可をすべて外し、Notifyを起動します。 Notifyアプリ起動の説明通りセットアップを進めるとバンドと接続ができると思います。
接続後、下記画像の位置からGoogle Fit連携とヘルスコネクト連携ができます。
連携作業は、
- 連携用のアプリのSimpleHealthをインストール
- Google Fitでログインと権限付与
- Health Connectの権限付与
となります。 さらに、自動で同期する周期などを設定すればOKです。
以後、band9のデータの確認やウォッチフェイスの変更はこの非公式アプリから行います。 公式アプリで接続するとバンド内のデータが削除されてしまうという制限があるので、非公式アプリで接続し続けるのがよいようです。 ファームウェアの更新があったときだけ、公式アプリを使うのがよいと思います。
よくわからないところ
ヘルスコネクトの仕様を考えると、Google Fitとの連携はなくて良い気がしています。 しかしヘルスコネクト連携のみでは歩数の同期がうまくいかず、Google Fit連携もオンにしています。 これは2025年6月にGoogle Fit APIが終了するそうなので、そのときまでにはアプリ側が対応してくれると信じています。
非公式アプリNotifyの使用感
何日か使ってみた感想は以下です。 全体的には十分に満足しています。
- 多少のズレこそあるがだいたい同じ歩数が同期できる
- バックグラウンド実行でバッテリーを1日1%程度しか使わない
- グラフ表示系は公式のほうがシンプルかつスタイリッシュで好み
- 設定項目が公式より細やかで多く、最初に設定しきるまでが大変
- 設定のバックアップ機能もあるので、頻繁にバックアップしておくべき
- カスタムウォッチフェイスも使えるが検索性が悪い、公式との併用もよさそう
まとめ
- Xiaomi band9はいいぞ
- Notifyもいいぞ
- 多少の追加費用だが、元のbandも安いし誤差
- 公式アプリがヘルスコネクト対応するまでは、この非公式アプリで乗り切っていこうと思います。